Canvas7.0.2追加項目



互換モード(遅い)(Win版)
[互換モード(遅い)]は、プレファレンスの表示タブ内の新しいオプションです。このオプションを選択すると、オブジェクトやベジェを編集中、および特定のビデオカードでオブジェクトをドラッグする際に、スクリーンの再描画を修正します。このオプションは、特定のATI Rageビデオカードを16,000で起動する際、または256色モードのときに選択してください。このオプションを選択すると、Canvas 7の画面再描画の速度が遅くなります。

注釈:Windows98 1st Editionをご使用の場合、残像が残るような現象が生じる場合があります。その場合には、Windows98 2nd Editionへのアップグレードをお勧めします。

常にヘッダを送るオプション(Win版)
【プリント(印刷)】ダイアログボックス内に、[常にヘッダを送る]という新しいオプションが含まれています。このオプションを選択すると、Canvas7によって、各ページ/プレートに辞書およびフォント情報がプリントされます。Windows95/98のデフォルトでは、このオプションはオンになり、Windows NTでは、オフになります。このオプションがオフの場合、辞書およびフォント情報は、プリントジョブの最初に一度だけプリンタに送られます。このオプションは、Windows95/98で使用されるドライバによっては、互換性に問題がある場合があります。

PowerPoint フィルタ(Win,Mac版)
互換性に問題がある為、本バージョンのCanvasには、PowerPointフィルタが含まれておりません。

Adobe Illustrator (AI) v8(Win,Mac版)
CanvasはAdobe Illustratorバージョン8のファイルを開いたり、保存することが可能になりました。

注釈:現在の時点では、Canvas 7.0.2はIllustratorで作成された縦書きテキストオブジェクトの完全な読み込みに対応しておりません。

Canvas を自動アップデート(Win,Mac版)
Canvasには、新たにDeneba社のWebサイトから最新バージョンを検索し、自動的にアップデートする機能が追加されました。しかし、この機能を使用するには、インターネットに接続され、Deneba社のWebサイトでユーザー登録されたCanvasを使用している必要があります。尚、日本でテクニカルサポート、アップグレード等のサービスを受ける場合には、必ず日本ポラデジタルでユーザー登録していただく必要があります。Deneba社でのユーザー登録と日本ポラデジタルでのユーザー登録は別々のものですので、ご注意ください。

注釈: この機能はInternet Explorer4.0以上をインストールされているお客様に限られます。もしInternet Explorer4.0以上がインストールされていない場合には「Winnetライブラリがインストールされていません。」というエラーメッセージが表示されます。まだインストールされていない場合には、下記のいずれかの方法をお勧めします。
  • Internet Explorer4.0以上をインストールする。
  • 自動アップデートツールをツールフォルダから取り除く。
デフォルトでは、Canvasは、アプリケーションを起動する度および24時間毎に、プログラムのアップデートを検索します。手動でアップデートを検索するには、[ヘルプ]メニューから[Canvasをアップデート]を選択します。この機能は、[ヘルプ]メニューの[Canvasをアップデート]を選択して表示されるダイアログボックスで、[アップデートの自動検索]オプションを選択解除することにより、解除することもできます。 アプリケーションを起動した際、Canvasの新しいバージョンが検索された場合には、ご使用中のCanvasをアップデートするかどうかを選択することができます。アップデート版にどのような新機能が含まれているか知るためには、<リリースノート>ボタンをクリックします。<OK>をクリックすると、自動的にCanvasがアップデートされます。アップデートの処理が完了すると、Canvasが再起動されます。

初めて自動アップデート機能を使用する際、Canvasが登録されていない場合には、オンライン登録サイトへと接続されます。オンライン登録サイトでは有効なシリアル番号を入力する必要があります。登録後、Canvasの[ヘルプ]メニューから[Canvasをアップデート]を選択し、手動でアップデートを完了します。

ペアカーニングを使用 (欧文フォントのみ)(Win,Mac版)
[ペアカーニングを使用]は、【EPSF書き出し】ダイアログボックス内の新しいオプションです。デフォルトでは、このオプションがオンになっており、Canvas 7の新しいペアカーニング機能が適用されます。つまり、フォントにより定義されているカーニングペアおよび合字が使用され、文字間隔が調整されます。このオプションがオフの場合、文字間隔は調整されません。このオプションを選択すると、他のアプリケーションに書き出して編集する際に便利です。しかし、文字間隔の調整結果は、元のCanvas 7ドキュメントのものと同じでない場合があります。ユーザーによって手動で調整された文字間隔は、このオプションでは影響されません。

ペアカーニングを適応 (欧文フォントのみ)(Win,Mac版)
[ペアカーニングを適応]コマンドは、[テキスト]メニュー内の新しいコマンドです。このコマンドは、古いバージョンのCanvasドキュメントを初めて開いた際に現れます。このオプションは、一度選択して保存すると、そのドキュメント内でペアカーニングが適用され、変更することはできません。この項目は、新しいCanvas 7ドキュメントを開いても表示されません。Canvas 7ドキュメントでは、カーニングペアは自動的に適応されます。

自動作成(Win,Mac版)
自動作成は、Canvasのペイントツールパレットにあるペイントオブジェクト作成ツールを改善する新しい機能です。自動作成機能が選択されている場合には、あらゆるペイントツールをドラッグするだけで新しいイメージ領域を自動的に作成します。ペイントオブジェクトの領域は、イメージを含むことができる最小の高さと幅で設定されます。 もしイメージが選択されている場合、自動作成機能が適用されている状態で、選択されているイメージの領域外でペイントツールを使用すると、そのイメージの選択が自動的に解除されます。自動作成機能が解除されている場合、イメージが選択されたまま保たれます。自動作成機能を解除するには、ペイントツールパレットのペイントオブジェクト作成ツールアイコンを押します。自動作成機能が選択されている場合には、チェックマークが表示されます。そのチェックマークをクリックして自動作成機能を解除します。

自動トレース設定(Win,Mac版)
【自動トレース】ダイアログボックス内の、[終了点固定]および[スムーズ]オプションは削除されました。

チャンネルマスク解像度(Win,Mac版)
チャンネルマスクを含むオブジェクトのサイズが変更された場合、チャンネルマスクの解像度も変更されます。[オブジェクト]メニューの[SpriteLayers]サブメニューから[チャンネルマスク解像度]を選択し、ドキュメント内に含まれるチャンネルマスクの解像度を変更することができます。【チャンネルマスク解像度】ダイアログボックスで、
  • [解像度]にピクセル/インチを入力して、チャンネルマスクの解像度を設定します。
  • [ページ]オプションを選択すると、現行ページ上の全てのオブジェクトの解像度が変更されます。
  • [選択範囲]オプションを選択すると、選択範囲の解像度のみが変更されます。
  • [全てに適用]を選択すると、一つまたはそれ以上のグループに違ったレベルのチャンネルマスクが存在する場合、設定が透明マスク内の全てのチャンネルマスクに適用されます。[全てに適用]が選択されない場合、設定がグループの最前面のチャンネルマスクのみに適用されます。

ディスプレイ オプション:ドキュメントの解像度(Win版)
コンピュータのモニタでは、96dpi(ピクセル/インチ)の解像度で表示されます。ほとんどのWindowsアプリケーションでは、100%表示の場合、この解像度でグラフィックを表示します。しかしながら、Macアプリケーションとの互換性を保つために、Canvas 7.0.2Windows版では、72dpiがデフォルトの表示モードに設定されています。 Macアプリケーションとの互換性を保つ必要がない場合には、スクリーンを96dpiでレンダリングすることも可能です。ドキュメントの解像度を変更するには、[レイアウト]メニューから[ディスプレイオプション]を選択し、ドキュメントの解像度を96に変更することにより、100%表示の場合、すべてが96dpiで表示されます。このオプションを変更すると、下記のデフォルト設定も72dpiから96dpiに変更されます。
  • 新規作成のイメージ解像度
  • [イメージ]メニューの[領域]サブメニューから[解像度]
  • [イメージ]メニューの[領域]サブメニューから[作成]
  • [イメージ]メニューの[領域]サブメニューから[レンダリング]
  • [ファイル]メニューの[名前を付けて保存(GIF/JPEG)]
Canvasのデフォルトを変更したい場合には、[新規ドキュメント用にデフォルトを作成]チェックボックスを選択します。

カラースペースとトランスファーモード(Win,Mac版)
RGBカラーおよびCMYKカラーディスプレイモードは、[レイアウト]メニューの[ディスプレイオプション]コマンドから選択することができ、これらのモードに新たにグレースケールモードが加わりました。ディスプレイモードを変更するには、【ディスプレイオプション】ダイアログボックス内の[プレビュー]の[モード]ポップアップリストとから選択します。

高速PSレベル2テキストプリント(Win,Mac版)
PostScript レベル2プリンタドライバの中には、[高速PSレベル2テキストプリント]オプションが選択されている場合、エラーが発生するものがあります。エラーが発生する場合、[ファイル]メニューから[プレファレンス]を選択し、【プレファレンス】ダイアログボックスの[プリント]タブ内にある[高速PSレベル2テキストプリント]オプションを解除してください。

GIF/JPEG 書き出しプレビュー ダイアログ ボックス(Win,Mac版)
拡大可能なGIF/JPEGプレビュー ダイアログ ボックスで[形式]をGIFに設定した場合、下記のオプションが選択できます。
  • 「選択した色」が通常のモードで、カラーパレットから選択した色がマスクになります。
  • 「可視マスク」(イメージに存在する場合)はグレースケールであるイメージの可視マスクを適用して40パーセント(0から255のスケールで100)でビットマップに変換し、GIFイメージにマスクとして適用します。
  • 「アルファチャンネル」(イメージに存在する場合)はアルファチャンネルを可視マスクのようなマスクとして適用します。
    注釈:一つ以上のアルファチャンネルが存在しても問題ありませんが、ポップアップリストからは一つのチャンネルしか選択できません。
古いバージョンのCanvasと比べると、新しいGIF/JPEG書き出しの工程により長い時間が必要となる場合があります。これはダイアログボックスで複数(4つまで)の[プレビュー表示]チェックボックスが選択されているためです。この書き出しに要する時間を短縮したい場合には、下記のようにすることをお勧めします。
  1. 書き出しを開始する前に、小さなイメージを選択して、GIF/JPEG 書き出しプレビューを表示します。
  2. [プレビュー表示]のチェックボックスを選択解除します。
  3. [書き出し]ボタンをクリックした後、[キャンセル]ボタンをクリックします。このようにしてデフォルトを[プレビュー表示]なしに設定して、大きなイメージの書き出しに要する時間を短縮することができます。書き出しが開始された時点で、ステータスバー内の[キャンセル]ボタンをクリックすることもできます。
[プレビュー表示]なしに設定した場合には、ダイアログボックスにありのままのイメージをプレビューとして表示します。言い換えると、プレビューは圧縮度や、パレットの選択などから生じるイメージの変化を反映しません。

オンライン クリップアート(Win,Mac版)
[ヘルプ]メニューに[オンライン クリップアート]というオンラインリンクメニューが付け加えられました。このメニューを使用する場合には、インターネットへに接続されていることが必要です。

ペイント プレファレンス(Win,Mac版)
デフォルトでは、ツールボックスで選択ツールまたはダイレクト選択ツールを選択すると、ペイントオブジェクトの透明部分が存在しないかのように取り扱われます。ペイントオブジェクトの透明部分の下に他のオブジェクトがある場合、ハイライトされた選択ツールは、透明オブジェクトを無視してその下のオブジェクトを選択します。ペイントオブジェクトの透明部分の背面に何もオブジェクトがない場合には、何も選択されません。
【プレファレンス】ダイアログボックスの[ペイント]タブ内にある[透明度を通して選択]オプションを選択解除すると、ペイントオブジェクトの境界枠内のどこを選択しても、オブジェクトを選択することが可能になります。

HTML形式で保存(Win,Mac版)
【HTML オプション】ダイアログボックスに、新しいポップアップメニューが追加されました。
  • Table レイアウト HTML 4(デフォルト設定)
  • CSS2 レイアウト HTML 4
[Table レイアウト HTML 4(デフォルト設定)]を選択すると、Canvasはドキュメント内の全てのオブジェクトを各ブラウザのバージョン4以上で表示できるテーブル形式で配置します。このTableレイアウト形式の欠点は、Webページ上でオブジェクトを重ねて表示できない点です。テキストオブジェクトを含め、重なり合ったオブジェクトは、書き出しする際にレンダリングされます。

オブジェクトを重ねて表示させたい場合は、CSS2 レイアウト HTML 4形式を選択します。これによって、グラフィック上にテキストを配置させて表示することが可能になります。 注釈:このオプションで保存されたHTMLページは、Netscapeブラウザ4.x、及びブラウザでバージョン3以前のものでは正しく表示されない場合があります。ブラウザの互換性を最高に維持するため、テキストオブジェクトを含むWebページをCSS2 レイアウト形式で保存する場合には、[テキスト レンダリング]ポップアップメニューより、[すべて]を選択されることをお勧めします。

ルビ機能(Win,Mac版)
[ルビを作成]は[テキスト]メニューに新しく追加された機能です。この機能を使ってルビをテキストに追加することができます。ルビを作成したいテキストを選択後、[テキスト]メニューより[ルビを作成]を選択します。【ルビを作成】ダイアログボックス内の[ルビ]テキストボックスに送り仮名を入力して[OK]をクリックします。また、フォントのサイズなどルビの属性も選択することができます。

注釈:現在の時点では、ルビを付けたテキストのサイズを後で変更することができません。

EPSFファイル形式(Win版)
Canvasで作成した2バイト文字を含むドキュメントをEPSF形式で書き出す際、2バイト文字は全てアウトラインに変換されてしまいますので、書き出し後は文字の属性が失われます。

Canvas形式以外のファイルの読み込み(Win,Mac版)
  • Canvas6及び7形式以外のファイルを読み込む場合には、【ファイルを開く】ダイアログボックス内にある[ファイルの種類]を、必ず読み込むファイル形式に指定した上、[開く]をクリックして下さい。[すべてのファイル]になっている場合には、ファイルが正しく読み込まれない可能性があります。
  • Canvas7Mac版で作成されたファイルをWindowsで開く場合には、拡張子を「CNV」にした上、ファイルを開くことをお勧めします。
  • Canvas形式以外のファイルを読み込む際、オリジナルフォントのカーニング(文字間隔)を使って代用フォントで置き換えられます。カーニング(文字間隔)が正常でない場合には、そのテキストオブジェクトを選択して、代用フォントを[テキスト]メニューの[フォント]より選択し適用すると、代用フォントのカーニング(文字間隔)が正しく適用されます。
  • Canvas形式以外のファイルを読み込む際、テキストオブジェクトが文字化けしたように表示された場合でも、すべてのテキストオブジェクトを選択して代用フォントを[テキスト]メニューの[フォント]より選択し適用すると、代用フォントで正しく表示されることがあります。

和文フォント搭載オプション(Mac版)
【プリント】ダイアログボックス内の[和文フォント搭載]オプションが選択されている場合、Canvasは和文フォントをプリンタにダウンロードせずに、プリンタに搭載されているフォントのみを使用してプリントします。このオプションを選択されていない場合、Canvasによって和文フォントがパスに変換されて出力されます。この場合、ドキュメントをプリントするのにかかる時間が通常より長くなります。このオプションを選択する場合は、ドキュメントに使用しているフォントがプリンタに搭載されていることを確認してください。

CIDフォント(Mac版)
CIDフォントからパスに変換する時の問題を解消するには、ATMのバージョン4.5以上をインストールしてください。